亡くなった配偶者の結婚指輪について

配偶者が亡くなったとき、多くの場合、その形見として結婚指輪が残されます。長い間、故人が身につけ続けていた大切な分身のようなその結婚指輪を、どう残していくか、ということでいろいろな方法が考えられます。まず、そのまま身に着ける方法ですが。実際には男女でサイズがかなり異なるものですから、直接指にはめるというよりは、鎖を通してペンダントにするなどの方法が一般的なようです。

しかし、最近では新しいスタイルとしての形見の残し方として、結婚指輪をリフォームすることが考えられています。自分のサイズに合わせた指輪に直したり、デザインにひと工夫して末永くつけていられるようなスタイルのアクセサリーに作り直す、などです。その際に、デザインに加えるものとして、故人の使っていたほかのジュエリーから石を外して使用したり、名前や命日、好きな言葉を刻印したり。もっとも新しい考え方としては故人の遺灰を加工してダイヤモンドを生成し、それを用いたアクセサリーを作る、というものもあります。

他の誰のものでもない、たった一つの、何よりも故人に近い形見となることでしょう。結婚指輪としての思い出も、故人を想う気持ちも、すべてを込めた宝物になるのではないでしょうか。自分の死後、配偶者にそういったものを残したい、と生前からいろいろと検討される方もいらっしゃるようです。リビングウィルの観点からも、生き抜いたその後にあるだろう死後、最愛の相手に残せる最後のものとして、夫婦で語り合ってみるのも良いかもしれません。

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