神聖で厳かな雰囲気の中で行われる結婚式、披露宴の賑やかさが次に控えているとは思えないほどの静けさです。その終わりにさしかかると、その式のメインイベントのような結婚指輪の交換になります。その頃になると新郎、新婦の緊張も少し和らぎ、にこやかに結婚指輪の交換をします。神様への永遠の愛の誓いのしるしです。
そのことは古代ローマ時代から続く歴史のあるものになります。日本では指輪をするという馴染みも薄く、戦後になってからようやく定着してきました。その短い歴史しかありませんが、今日ではすっかり結婚指輪の交換は当たり前の事のように知られてきました。リングの形は永遠を意味すると言い、これから新生活を始める2人の決意の表れでもあるのです。
結婚の時の指輪は薬指にするのが一般的となっていますが、なぜなのでしょうか。それは古くギリシャ神話に始まると言われています。その時代には心臓が人の感情を支配する場所であると考えられていて、左手の薬指は心臓に直接繋がっているのだと信じられていたのです。ハートにつながる永遠をあらわす指輪をつけることはより一層の強い思いが2人を結んだのです。
同じようなことから婚約指輪も左手の薬指につけるのが一般的となっています。ただし、結婚式には婚約は右手の指につけておくものです。左手の薬指は結婚指輪のために空けておくのです。指輪の交換が終わったら婚約指輪は結婚指輪と重ねてつけても良いのです。
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