ドクターヘリの概要と機内に備わっている機器について

新聞やニュース等で、ドクターヘリという航空機を見かけたことはありませんか。

このヘリコプターは日本では1998年に東京都が初めて導入した航空機で、救急搬送に使用できるものです。大きな病院がない地域で救急患者が出た場合に使用され、機内で治療もできる設備も揃っているのが特徴です。2020年5月現在で計250機のドクターヘリが全国各地にあり、年間約5、100件もの出動要請がなされています。僻地の大切な生命線ともなっており、今後も導入機体数は増加していく見込みです。ドクターヘリはアメリカが発祥で、もともとはアメリカ軍の医療部隊の輸送機のことを指していました。ヘリコプターの機体に赤十字マークを施し、戦地で負傷した兵士を医療施設へと運ぶために1960年のベトナム戦争時に導入されたものです。その後、民間の医療機関が医療施設のない地域から患者を輸送するためにヘリコプターを導入して、現在の利用形態となりました。

日本のドクターヘリの特色としては操縦士と副操縦士の2名が乗り込み、さらに医師と看護師が1名ずつ登場するのが基本です。救急患者の搬送だけでなく応急処置もおこなわれるため、機内にはAED・輸液ポンプ・心電図・人工呼吸器などの医療機器も搭載されています。ドクターヘリは通常のヘリとは異なり必ず重体患者が搭乗することが前提となっているので、気圧装置も備わっているのが特徴です。この装置を作動させれば約9、000フィート上空を飛行していても、機内を地上と同じ気圧を再現できて患者の容体を安定させられます。

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