大規模な災害時でも迅速に搬送ができるドクターヘリ

ドクターヘリとは、フライトドクターと呼ばれる医師、フライトナースと呼ばれる看護師が搭乗している救急医療専用のヘリコプターのことです。

機内には、人工呼吸器や患者監視モニター、除細動器などをはじめとした救急医療に必要な医療機器や医薬品などが搭載されており、大規模な事故現場や災害現場などにいち早く医師と看護師を送り、傷病者に対して治療を開始することを目的としています。ドクターヘリは事故現場だけでなく、大規模な災害現場への出動の重要な任務です。大地震などの大規模な災害が発生した場合、多数の傷病者が発生します。大規模災害が起きてしまうと、地域内での対応が難しいことも多いため、被災地以外に患者を輸送する必要があります。

また、道路が分断されるなど交通網が正常に働いていない場合も多くありますが、地上ではなく空路を使用するドクターヘリはそういった道路状況に左右されることなく、時速200km~250kmもの速さで一直線に飛行することができるため、迅速に傷病者を搬送することが可能です。2020年現在で全国に53機のドクターヘリが活動していますが、自衛隊ヘリや消防防災ヘリ、海上保安ヘリなどと連携し、傷病者を出来るだけ短時間で被災地以外の地域に搬送しています。2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震の際にも全国各地から多くのドクターヘリが集結し、救急患者の搬送はもちろん、津波に被害で孤立した病院の患者や医療関係者などを救助する際にも活用されました。

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